アドラー心理学から学ぶ人生のヒント 仕事の本質ともいえる他者貢献とは?

9157f4aa75d683a3f7db3b18c73b4dda_s

どうすれば人は幸せに生きることができるのか?という哲学的な問いにきわめてシンプルに答えを提示しているとされるアドラー心理学。

しかしその思想は時代を1世紀先駆けしているともいわれ、今なお時代は追いつききれていないようです。

そんなアドラー心理学から少しでも人生のヒントを得るため、「他者貢献」というキーワードに絞って考察してみました。

他者貢献の意味

アドラー心理学では他者の期待を満たすように生きてはいけないといっている一方で、自分の価値は他者への貢献によって得られるといっています。

他者の期待を満たすことではない他者への貢献とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

まず、他者の期待を満たすこととは、次のようにいいかえることができると考えます。

  • 人の顔色をうかがう。
  • 自分の行為の是非を他者が判断する。
  • 自分の行為を他者に承認される、または感謝される。
  • 見返りを求める
  • 誰からも嫌われないようにする

このように生きていると他人の人生を生きることになってしまう。

つまりは、それが不自由や不幸といったものにつながっているんだと思います。

なので、この反対を目指せばいいわけです。

  • 人がどう思うかはその人の問題であって自分には関係ない
  • 自分の行為の是非は自分が判断する
  • 自分が誰かの役に立っていることが嬉しい
  • 自己完結
  • 誰かに嫌われることもある

このような考えのもと、他者へ貢献することが仕事の本質であり、「自由」だといえます。

逆に言えば、他者貢献となるならば自由に何やったっていい!ってことです。

ただし、自分の行為の原動力が他者に認めてもらったり感謝されることになってしまっている人が、自発的に、見返りを求めず、人の役に立つことが嬉しいと感じて他者に貢献するというのは、想像もできないほど難しいことかもしれません。

それは、今まで私たちがそういう教育を受けてきた影響もあるようです。

少しずつでも、普段の仕事や家事、お手伝いをしているときなど、見返りを求めず、ただ役立つことの喜びを感じられるようになっていけばいいんだと思います。

(ここまでの話は「行為」に関するもので、「存在」としての他者貢献はまた違う話になりますが、今回は省略したいと思います。)

まとめ

よく、今の仕事はいやだとか、(自分もその一人(笑))今の人生がいやだっていう人がいるけれど、じゃあ何がしたいのかって問われてもわからなかったりする。

そんなときは、何がしたいんだろうって悩むよりも、本当はどんな人たちの役に立ちたいんだろうって考えていけば本当にしたいことが見つかるかもしれません。

それは、「幸福とは他者への貢献感である」というのがアドラー心理学のシンプルな答えの一つだからです。

※参考文献

・『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎、古賀史健(著)ダイヤモンド社

・『アドラー心理学実践入門~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~』岸見一郎(著)KKベストセラーズ

コメントを残す