アドラー心理学から学ぶシリーズ なぜ「人は変われる」のか

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書籍「嫌われる勇気」が大ベストセラーとなり、注目を集めるアドラー心理学。

対人関係論、全体論、目的論などありますが、全てを一気に理解しようとするのは至難の業です。

そこで今回は、「人は変われる」というキーワードに絞って考えてみたいと思います。

なぜ「人は変われる」のか

人は、「自分をどう見るか」、「他の人をどう見るか」、「置かれた状況でどういった判断をしてどんなふうに行動するか」、というパターンを自分で選んでいます。

こういった「ライフスタイル」を、自分で選んでいるというのが、アドラー心理学の基本です。

自分で選んでいるわけだから、自分で変えることもできるわけですが、なかなか変えることができないのは、今までのライフスタイルが定着してしまっているから。

それでも、自分で決めたのだから、変えると決心すれば変えることができるのです。

今の自分は過去の出来事によって作られているという見方ができるけれど、過去の出来事は一切関係ありません。

例えば、仕事ができなくて、会社の上司にひどいことを言われたという過去の経験があったとします。

それで、その上司とは極力会話をしないというライフスタイルをとっていたとします。

そんなライフスタイルをとっている理由は、会社の上司にひどいことを言われたという過去の経験があるからではなく、その上司と関わりたくないという目的があるからなのです。

同じ経験をしても、それを乗り越える目的を作り出す人と、それから逃げる目的を作り出す人がいます。

自分のことを、仕事はできないし上司にも嫌われる情けない人間であると見ていたり、他の人のことを敵だと見ていたり、そういったライフスタイルでは本当の意味での幸福にはなれない。

その違いはライフスタイルの違いであって、幸福になるための手段を人は間違えるのです。

ライフスタイルを変えるには

例えば、自分のことを好きになれない場合、好きにならないでおこうと自分で決めているのです。

それは、人と関わらないでおこうと決心するためであり、自分の欠点を、人と関われない理由にしてしまうから。

そんな自分が嫌だと思っていても、いざライフスタイルを変えるとなると怖くなります。

今の人生に不満はあっても、同じライフスタイルなら、次に起こることが予想できるので安心できます。

けれど、ライフスタイルを変えるとなると、未来に何が起こるのか予想できない。

不満はなくなるかもしれないけれど、新たに不安が生まれてしまう。

多くの人が安心できる未来を選んでしまっているのかもしれません。

今までのライフスタイルとは違う、別のライフスタイルがあることを知る。

そして、それを選べば最初は慣れなくても、幸福に生きることができると確信できれば、変わることができるのです。

まとめ

あなたはどんなライフスタイルですか?

アドラーはこういいます。自分のライフスタイルを「今」知ってしまったら、「その後」どうするかは、知った本人に責任が生じる(『アドラー心理学実践入門~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~』岸見一郎(著))

子供のころ、無意識のうちにとはいえ自ら選んでいたライフスタイル。

今どんなライフスタイルだとしても、それは誰のせいにもできないし、変えるのも変えないのも本人次第なんですね。うん。

参考文献

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