世界の見方は十人十色『みらいめがね』

日に日に寒くなってきて、肌寒さを感じた令和2年11月8日、荻上チキさんとヨシタケシンスケさんの共著、『みらいめがね それでは息がつまるので』を課題本に読書会を開催しました。

まずは大まかな感想から。

  • エッセイなので読みやすく、それでいて重いテーマを扱っていたと思う。
  • 何よりヨシタケシンスケさんの挿絵が良かった。
  • 副題の意味が気になっていたが読んでみて鬱のことなのかとわかった。
  • 荻上チキさんと似たような症状があり親近感が持てた。
  • 被害者意識が読み取れる。
  • 子どものころにゲームなどから受ける影響について考えさせられた。
  • めがねは取り換えることができて世界の見え方は変えることができると感じた。
  • エッセイに慣れてなく、作者の人生に興味を持てず、批判もできない。
  • エッセイは軽く読めるのがいい。それでいいのかなと。
  • 女の子の生き方が今けっこう言われてるし、これからも言われるかなと。
  • これは「荻上チキさんのめがね」を通して見た世界の話だと思う。
  • 自分のぼんやりした気持ちを言語化してくれている。
  • 共感できるところが多い。
  • HSPというのか、センシティブな人だと思った。
  • エッセイを通して、この本に出てくる「語り直し」をしていると感じた。
  • 願望と現実で揺れ動いている人だと感じた。
  • 今まであったコンプレックスとかを受け止めようとしている。
  • 共感はないが成長していきたいという思いを感じる。
  • なるほどそういう見方もあるんだなと新たな見方を教えてくれる。
  • 押し付ける感じがなく優しい。
  • 物事を深く考えている。
  • 暮しの手帖もおすすめ。

さらにいろいろな意見が。

  • 誰もが笑いあえる社会、多様性の話で妖怪ってどうなの?
  • アイパッドやYouTubeは子供にどういう影響を与えるのか?
  • 見たいものだけ見られる。親切すぎる。考える力は育つのか?
  • アウシュビッツ日本人案内人の話が深い。
  • 石原千秋先生やテクスト論の話が引っ掛かった。
  • ディズニー映画でプリンセスのことをここまで読み込めるのがすごい。
  • アルバイトの話がおもしろく読めた。子供にも読んでほしい。
  • 社会のシステムから外れると生きづらい。そこを選択したのはすごい。
  • 惑わないと成長はないというのが本当にそうだと思う。
  • 「人を適度に嫌いになる」すごくいい言葉。関係性をあきらめてない。
  • 鬱の度合いで髪型が変わる挿絵があるが、ハゲが排除されている!
  • 後に髪型による不平等の挿絵で回収されていた…。

多様性の話のところで少し批判的な意見を言わせてもらいました。
同性愛者の結婚については、大いに進めてもらいたいと思います。
しかし、夫婦別姓についてはちょっと違うと思います。
日本において姓というのは、〇〇家というように元々は家族の名前でした。
結婚して同じ家族になったときに同じ名前を共有する。
それはとても素敵な文化だと思います。
そんな素敵な文化を壊してまで多様性を広める必要はありますか?
仕事等で名字が変わると困るという話を聞きます。
けれど、名字が変わるのは明治時代からずっと続いてきた制度であり、わかりきっている話です。それならば、名字が変わっても困らないような制度を会社や組織で作れば済む話だと思うのです。
一概に多様性と言っても一つ一つ考える必要があると思います。
その人を嫌いになってもその人に関連するものすべてを嫌いにならないでと著者が言うように、多様性の排除すべてを悪と決めつけないでほしい。
実はもう一つ批判的な意見がありましたが長くなるので止めておきます。(^^;)

司会者より最後に質問がありました。
荻上チキさんのように、つらい経験をライフストーリーの「語り直し」によって立て直すというような、経験をしたことのある人はいますか?
そのときは言えませんでしたが、読書会後に少し考えてみました。

つらい経験は山のようにしてきました。それは、荻上チキさんほどのことではなかったかもしれないし、鬱になったこともありません。
けれどたしかにあったその、つらい経験をどうしてきたのかというと、主に本を読むことで助けられてきたように思います。

「語り直し」というものをしたことはありませんが、語り直すこと、誰かに自分はどんな人間なのか、過去、今、未来について語るというのはけっこう楽しそうなのでやってみたいような気もします。
簡単に言うと、過去も今も未来もグダグダって感じですかね。(^^;)

人それぞれにそれぞれのめがねがあって世界の見え方が違っている。
読書会でも同じ本なのに人によってとらえ方が違うので毎回驚きがある。
それは、思った以上に自分と人とのめがねが違うということ。
このことは実は、多くの人が気づいていないのかもしれない。
自分で選んだ色のめがねをかけて、世界を見ているということ。めがねはかけかえることができるということを忘れないようにしたい。

この世界はあなたの色になる by B’z

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