第17-18回読書会『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』
嫌われる勇気
岸見一郎,古賀史健著のベストセラー『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え 』を課題本として、みなさんとたくさんの会話をすることができました。
この本に載っていて、自分にとっては新たな発見だったことが、他の人にとっては当たり前のことだったり、逆に自分には当然で納得できたことが、人によっては理解しがたいことだったり、人はみんな違うんだなーと改めて感じたのでした。
読書歴が浅くて知識も少なく、堂々と幸せだとは言えない自分にとっては、アドラーの思想から知り得ること、考えを巡らせることがたくさんあって、非常に価値のある本でしたが、みなさんの中には、アドラーの言っていることがすでに身についている方もいて、同じ地平線を歩いているけれど、はるか前を歩いている!と思えたのでした。
幸せになる勇気
前回『嫌われる勇気』に続いて『幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ 』を課題本として、みなさんとたくさんの会話をすることができました。
幸せについて語るとき、人それぞれで置かれた状況が違っています。
なので、まずは自分が置かれている状況について話したうえで、皆さんに意見を聞いてみました。そうすると、やっぱり皆さんそれぞれ違う考え方があって、だからこそおもしろく、言えたこと、聞けたことに対して単純にいいなーと思えました。
一見当たり前のことを言っているようでもあり、常識へのアンチテーゼともいえるアドラー心理学。
常識へのアンチテーゼと言える部分や、新たな発見だったところなんかを皆さんに聞いてみました。
そうすると、自分なんかは、多くの発見があったわけですけど、特にそういった部分はなかったですよという意見もあり、受け取り方は千差万別ですね、やっぱり。
「この本を読まなくても変われる人は変われるし、変われない人は読んでも変われないのだと思います。」という感想がありました。
でも、人は皆違っているので、もしかしたらこの本をきっかけに変わる人もあるかもしれません。
それは、わかりませんけどね^^
言いたいことが言える読書会っていいなーと思えました。
非常識なことを言えば馬鹿にする。
批判的なことを言えば怒り出す。
そんな日常から少し離れられる読書会。
少なくとも読書会をしているときは幸せです。^^
『幸せになる勇気』を初めて読んだときに感動しました。
ふと、どうして感動したのだろうと考えてみました。
それは、アドラー心理学とは、当たり前のことを言っていて、その当たり前のことを自分も含め多くの人が忘れていて、もしくは知らなくて、その当たり前のことを気付かされたことに感動したのだと思います。
自分が気付かされた当たり前のこと・・・
人は永遠に分かり合えないからこそ、信頼するしかない。
変化することは、それまでの自分を否定することであり、「死そのもの」。
「わたしたちの幸せ」を築き上げること。それは「わたし」からの脱却であり、人間は変わることができる。
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