第25回読書会『お金はサルを進化させたか』
2017年7月12日水曜日、仕事終わりの夜7時からということで、飲食店(えびす家豊橋店)にて食事しながらの読書会を開催しました。
課題本は野口真人著の『お金はサルを進化させたか 良き人生のための日常経済学』でした。
今回は経済に挑戦!ということでこういった本を選んでみましたが、ファイナンス理論、金融工学、確率論、統計学、行動経済学といった内容が盛り込んであり、難解なところが多く、読書会というよりは勉強会に近かったかもしれません。(^_^;
けれど、大枠での著者が言いたかったことは理解できたし、著者の言っていることはほぼ納得のいくものでした。
みなさんには、まず理解度と納得度について聞いてみたところ、やはり上記のような自分の意見とほぼ同様の回答をもらいました。
そして、難解なところをみなさんの協力のもと、一つひとつ理解していこうと頑張ってみました。
一つ例を挙げると、ファイナンスで最も重要な格言として紹介されている以下の言葉です。
今日の100円は明日の100円より価値がある
これってどういうことでしょう?
これは…というかこれも自分が一番よくわかってなくて、皆さんの助言を受けながら、少しは理解が進んだかなーといったところです。
まあ平凡な知能指数の脳みそで理解するには、これはこういうものなんだと思うしかないのかもしれません。(笑)
この本のメインテーマはいかに賢くお金を使うかであり、キーワードはキャッシュフローです。
キャッシュフローとは、将来生まれるお金のことです。
キャッシュフローをどれだけ生むかが、お金を賢く使うためのキーポイントで、そのための知識や知恵を学べるようになっています。(難解ですけど…)
そして、最終章になると一気に面白くなります。
とてもいいことを言っていると思ったので紹介したいと思います。
人間の価値は持っているキャッシュの大きさではなくて、キャッシュを生む力の大きさで決まる。どんな形でもいい、企業や国家が行う経済活動の中で何らかの役割を担い、投資や消費、そして仕事を通じてキャッシュフローを生み出し続ける、その力が大事なのである。
(あくまで金銭的価値であって、その人の存在価値ではないということが前後の文脈で明記されています。)
お金持ちよりもお金を稼げる人に価値がある。お金自体に価値はなく、お金を生み出す力に価値がある。こういう考え方は、お金の本質をついていると思います。社会が豊かになっていくために必要な考え方ではないでしょうか。
もう一つ紹介したい一文があります。
自分の価値を上げるためには、手元の現金を滞留させずに、自分自身への良い投資のために使うことをいつも心がけるべきではないだろうか。
ということで、みなさんに自分自身へ投資していることはないか聞いてみたところ、だいたい読書ぐらいかなということでした。
読書は立派な投資になると思います。
というか、誰にとっても必要で、効果的で、素晴らしい投資になると思います。
読書をより効果的なものにするには、アウトプットすることが大事で、そのためには読書会もおすすめです♪
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