第7回 サクセス読書会 知的書評合戦ビブリオバトルⅠ

2015年8月22日、7回目となる今回のサクセス読書会は、前回提案した「知的書評合戦ビブリオバトル形式」で行われました。
場所はなんとビアガーデン!いやーなんか外でやるというのもよかったですね、ちょっとやりにくかったけど(笑)
人数は4人でした。
ビブリオバトルではそれぞれが一冊ずつ本を持ち寄って行います。 それぞれが選んだ本は以下の通り。
- 『シンプルに考える』森川亮著 ダイヤモンド社
- 『感動する!日本史』白駒妃登美著 KADOKAWA/中経出版
- 『不思議な少年』マーク・トウェイン作 中野好夫訳 岩波書店 及び『不思議な少年 第44号』マーク・トウェイン著 大久保博訳 角川書店
- 『カシタンカ・ねむい 他七編』チェーホフ作 神西清訳 岩波書店
バトルを制したのは・・・
ビブリオバトルでは「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を一人一票で行い、チャンプ本を決めます。
このとき、紳士協定として自分の紹介した本には投票しないという補足ルールがあります。
今回は全員一斉に、投票したい人の方に手を差し出すという方法にしました。
自分が紹介した本は『シンプルに考える』でしたが、投票の結果は『感動する!日本史』と『不思議な少年』に2票ずつでチャンプ本はこの2冊に決定しました。
一票も入らず残念な結果に・・・
どれもとても気になる本で、どれに投票しようかとても迷いました。
きっとみんなも同じだったと思います。きっと・・・
『感動する!日本史』は、「日本人は逆境をどう生きたか」をテーマにした、18人のエピソード。 自分が投票したのはこの本でした。 過去の日本人たちはどういう生き方をしていたのか、その内容を知りたいと思いました。
『不思議な少年』は、未完だったため『不思議な少年 第44号』という始めと終わり以外内容が違う別の本が存在します。 なので、2冊紹介みたいな感じになってました。 マーク・トウェインが晩年に書いた不思議なストーリーがおもしろそうで気になりました。
『カシタンカ・ねむい 他七編』は、翻訳者のチェーホフ論だけでも読む価値がありそうで、翻訳者にスポットを当てるのもおもしろいなと思いました。
『シンプルに考える』については少し詳しく紹介したいと思います。
シンプルに考えるということ
『シンプルに考える』の著者はあのLINEの元CEO森川亮さんです。
著者は「シンプルに考えることが僕の信条です。」と言っていて、シンプルに考えるとは、本質が何なのかを考えつくして、その一点に全力を集中させることだそうです。
ビジネスの本質は、「ユーザーが本当に求めているものを提供し続けること」。それ以外にはないのです。
何かをやろうとしたとき、本質というものは自分本位ではなく、人に貢献したいといったところに隠れているように思えます。
何か大きなことを成し遂げた人たちは、その本質を理解していたんだと思います。
さらには、自分の感性で生きることが大切だといった内容もあったことを付け加えておきます。
まとめ
今回はじめてビブリオバトルというものをやってみたわけですけど、普通の本の紹介と違って、「原則レジュメなどは使わない」「5分間にまとめる(5分を使い切る)」といったルールのおかげで、本の内容をよりよく理解する必要があって、それがとてもよかったように感じました。
バトルを意識してライブ感をもった発表をするにあたって、頭で理解するだけでなく、体に叩き込むというか、スポーツに近いものを感じました。
また、ビブリオバトルをやってみたいですし、他にもみんなが楽しめることを企画してみたいと思っています。
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