未来の可能性を奪ってはいけない『NASAより宇宙に近い町工場』

北海道の赤平という町に従業員20人ほどの町工場があります。
主にパワーショベル用のマグネットの製造を手がけるこの会社を経営しているのが、書籍『NASAより宇宙に近い町工場』の著者である植松努さんです。
この世から「どうせ無理」という言葉をなくすため、自腹で多額の借金をしてロケットを作っています。
お金のためではなく、夢のためです。
すべての人は可能性を秘めている
児童養護施設のボランティアで、虐待を受けた子供たちと出会った著者は、どうしたらこういったことを減らせるんだろうと考え・・・
あきらめる大人が悪いんだろう、みんながあきらめないためには、この世から「どうせ無理」という言葉をなくせばいい、という結論に至ります。
そして、みんながあきらめてしまいがちな夢を実現できれば、あきらめない人が一人でも増えるのではという思いで宇宙開発に取り組んでいます。
「ロケットを作りたい」といったような、人が抱いている思いに対して、「どうせ無理」とか「やっても無駄」とか言ってくる人がいます。
そういう「人の自信を壊す」ような行為をしている人たちが大勢いるこの社会では、人の未来の可能性が奪われてしまう。
誰もが人の役に立ち、価値を生み出し、世界を変える可能性を持っています。
そもそも「どうせ無理」と簡単に言えることがおかしい。
大抵のことはやってみないとわからないし、実際に無理だったとしても、「だったらこうしてみたら」と言って代替え案はいくらでも出せるはずです。
それを何の根拠もなく早々と、「どうせ無理だから」と言うのは間違っているし、耳を傾けなくていい。
「好き」をなくしてはいけない
学生時代、「好き」という気持ちとは関係なく、テストのため、試験のため勉強の日々を送ります。
そして、「好き」とは関係なく安定した企業に就職できたとします。
でも、そこには不幸しかないんですよ。
「好き」とは関係ない仕事に就けば、楽しいはずがない。
すると、できるだけ楽をしたいと考える。
人は楽をすると無能になっていきます。
無能になっていくと自信を無くしてしまう。
自信を無くした多くの人は、人のことをあーだこーだいって、人から自信を奪おうとする。
それは優しい人に向けられ、優しい人は他の人から自信を奪うことができないから、自信をどんどん無くしていく。
この世で最も優しいのは子供たちです。
この自信剥奪の連鎖は止めなくてはいけない。
「好き」を見つける方法
小さなころは好きなことや、やってみたいことがたくさんあったはずです。
でも、大人になってしまうと、「好きなこと、やってみたいことがわからない」状態になってしまう人がいます。
そうしたらもう無理やりにでも好きなことを見つけたらいいと思います。
本を読み、人と出会い、たくさん努力して必死になって「好き」を見つけ、楽しまなければいけない。
多くの人がそうしてやりたいことを見つければ、自信剥奪の連鎖は起きないのです。
まとめ
『NASAより宇宙に近い町工場』を読んで、やっぱ夢を持って生きないといけないよなって思いました。
感動して胸が熱くなりました。
人に夢を与えている著者の植松努さんは素敵だなーって思いました。
今回のブログには載せてませんが、他のどこにもない経営方針の話や、未来を作るプロジェクトの話もおもしろかったです。
やりたいこと、たくさんやってみたいですね。
努力しながら楽しむ。そして、どうせ無理って言われても次から次に手段を変えて突き進むのみです。
夢を無くさずに☆
コメントを残す